岡富商店



お刺身ではなく干物にするのだから

鮮度は関係ないのでは、と思われるかもしれません。

実は鮮度と旨味は深く結びついているのです。

すでに鮮度の落ちてしまった魚からは旨味が出てきません。

それに対し新鮮な魚には美味しさがたくわえられていて、

時間とともにそれが旨味となって出てくるのです。

わたしたちは、自ら市場に出向いて、

プロの眼で新鮮な魚を選び抜き買い付けます。

その魚をたった10分で工場に持ち帰ります。

そして、素早く処理し、鮮度を保ったままに塩のみ加え、

時間と温度に気配りしながら、

じっくりとゆっくりと干物に仕立てていきます。

その工程・製法から、おかとみの、

美味しくて安心な本当の干物が出来上がります。



決め手の塩は、魚の種類によって「天日塩」と「並塩」の2種類を使い分け、

低塩度の冷水にじっくり一昼夜漬込みます。

このゆっくりとした時間が魚の芯までやさしい塩味を浸透させ、旨味の熟成をうながします。

一日漁の新鮮な魚の旨味はこうして引き出されるのです。

この手間暇かけた製法を❝低塩熟成製法❞と呼んでいます。

もともと旨味をたくわえた一日漁の魚。

だから、余計な塩の味は要りません。

余計な塩を加えない。

だから、魚本来の旨味にやさしく効きます。

だから、旨味が際立ちます。

この「循環」が匠の技によって守り続けられているのです。

弊社の製品は、水揚げされた魚の鮮度・品質の良さと
美味しさを活かすため、天日塩のみで、化学調味料、保存料などは
一切使用していません。

魚の持つ本来の美味しさを伝えられたらとの
思いで製品造りをしています。

弊社のモットーは「良い商品は良い原料から」です。